Les miZenables

フランス語、ドイツ語、映画や本についてなど。いろんなことを横断的にやっていこうと思っています。

仮面ライダーキバを見ました。

 最近原稿の進みが悪いと思っていた。どうしてこんなに書かないんだ? と自問自答してみるに、仕事から帰ってきたらクタクタだし、仮面ライダーという48話もある作品を毎日見ていたからだ。そりゃ時間ありませんね。

 さて、仮面ライダーキバは2008年から2009年にかけてのニチアサ作品。仮面ライダー電王仮面ライダーディケイドの間の作品。脚本は井上敏樹他、音楽は斉藤恒芳。2008年と1986年という二つの時代が舞台。

 2008年と1986年という二つの時代が並行して語られる。ファンガイアという怪人による事件が22年間以上続いている、というだけで大変な事態だ。彼らは人間に化けて、ライフエナジーと呼ばれるエネルギーを主食としている(でも吸わなくてもやっていけるらしい)。

 2008年の主人公、紅渡はヴァイオリン職人で、父の遺したヴァイオリン〈ブラッディローズ〉を超える作品を作ろうとしている。普段は内気な青年なんだけど、変身する時のキリッとした表情にキュンときますね。目が大きいので、表情の切り替えが素晴らしい。

 1986年の主人公、紅音也は天才ヴァイオリニスト。軟派でナルシストだが、熱い心を持っている。変身できなくても、化物相手に立ち向かっていくんだから、格好いい。彼は紅渡の父親らしいのだが、じゃあ誰が母親なのかとかはわからないまま進んでいく。

 基本的には、1986年で起こったことの顛末が2008年に反映されている。たとえば、キバの変化フォーム(ガルル、バッシャー、ドッガ)は、すでに2008年に与えられているが、それがどのようにして与えられたのか、というストーリーはわからない。1986年のストーリーで明かされるのを待つしかないが、そもそも過去編にはキバはいないのだ。当然、変化フォームも存在しない。(ていうかそんな状態で、よく完全解決とまではいかないまでも、ファンガイア事件をひと段落させたな、とも思う)

 2008年と1986年という二つの時代が舞台となる以上、全体像が見えてくるのが、1986年の物語がひと段落する作品の終わり、ということになる。これはとても気の長い話だ。しかし、だからこそ二週目以降が輝くということになる。戦士たちが守った世界が、また危機に瀕することになるわけだが、その魂は受け継がれていく。

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