Les miZenables

ブログをメモ帳と勘違いしている

風邪を引いた

風邪を引いた。理由はわからない。身に覚えがないのではなく、むしろ覚えがありすぎるために1つに絞れない。

辛うじて毎日働くことはできているが、給料が上がるような気配はなく、将来にどう結びつくのかもわからない。ただ、来月を食いつなぐために働いている。仕事はそれほど苦ではなく、対応できるケースがひとつ増える度に成長を感じることもできるので、暇つぶしとしては悪くない。ただし、その仕事が自分の在り方の基盤になっていないあたりに不安を覚える。しかしこの点にしても、日々の業務中には考える暇もないし、仕事が終われば自分のやりたいことに専念する方で忙しいから、平日中はさほどの脅威にはならない。

脅威になるのは、ここ数日のように、体調を崩したときだ。時給制の身分だから、体調が悪いからと言って休むのも恐ろしく、また現金もないから医者にもかかれない。薬局でカードを切って、薬を買う。風邪をひかないように、免疫力を高めようとしても、満足に食材も買えないので、カロリーメイトサプリメントで栄養を取っている。しかし、常日頃から「金を使うわけにはいかない」「今日はこんなに使ってしまった」と落ち込んでばかりで、前向きに金を使おうともしていないから、そもそも心に隙ができてしまう。たとえば映画を見に行ったり、参考書を買いまくったりできればいいのだが――それは心の栄養になるし、明日の活力にもなる――それができないから、ただただ無心に働いて、風邪を引いて、頭を下げて寝込むという羽目になる。これが存外辛い。

暖房代と食費に怯える生活から脱却するにはどうすれば良いか。
答えは決まっていて、収入を増やすことだ。
夢を持つにも金がいるが、まず仕事が見つからない。真剣に探していないとも言えるが、真剣になる時間が確保できない。ここをどうにかしていかないと。

今の仕事、前の仕事と違ってあまり怒られることがない。あまり我を出してドツボにハマることもなくなったので、怒られるとしてもほとんど傷にならなくなった。やはり人員不足は否めないが、だからといってそこまでピリピリしているわけでもない。あるいは、僕自身の感性が鈍麻しているという線もある。いずれにせよ、それほどストレスは感じない。
ただ、ひょっとすると、これは僕の意識が明確に認識できていないだけで、心の方には負担がかかっているのかもしれない。この目に見えないストレスというものは確かに存在していて、それは低い気温とか(この街は本当に寒い)、翻って事務所のむせ返るような暑さとか、そういうものもあるのかもしれない。

本当は、小説を書き続けることができればベストだが、そうでなくてもこうして何らかの文章を毎日続けて書くだけでも自分の基盤にはなってきているな、と思う。まずは文章の量を増やすこと、記事の数を増やすこと。そのうちに、質とか方向性が見えてくるだろうという直感がある。飛び石的にではあるが、書くということを続けてきた人間なので、「こう書きたい」「ああ書きたい」という欲はあるが、継続が途絶える度に忘れていくものもかなり多いから、まずは継続していって習慣をつけたいと思っている。
さすがに昨日のような高熱の中では書くこともできなかったが、今は若干回復してきて、ここに記せる程度にはなっている。