Les miZenables

ブログをメモ帳と勘違いしている

小説

書きたいものと書いてしまうもの

先日、友人に言われたのは、「織倉さんには純文学を書いてみてほしい」とのことだ。「もっと雰囲気を楽しむものが読みたいんだよ」。 三人称で書くことの慣れ 議論 書きたいものと書いてしまうもの そもそも小説が書けているのか 友人との会話 三人称で書く…

天職とやらについて

小説を書くことは天職になりうると思う。今までも必要なことは書いてきたつもりだが、お金さえもらえるなら、必要性の感じないことも書くことができる。あえてセオリーを無視した書き方をしてきたが、条件次第では既成の構成に則るのも吝かではないし、流行…

感想 : その優しさはどこから来るのですか

一人暮らされる妹の話を読みました 家族的空間と「兄弟姉妹」の特殊性 「兄と妹」と性別の話 それは紛れもなく妹だった 末尾に代えて 一人暮らされる妹の話を読みました 一人暮らしをはじめる主人公と、その妹の話を読みました。これは連作の一シーンなんだ…

余白

今日は1日中大して集中できなかった。 いつもと違うシフトだったから、というのもあるのだろう。でもそういう構造から流れてくるものだけが、頭の中をかき乱していたのではなかった。もっと内側から込み上げてくるものがあった。働いている間ずっと、頭の中…

執筆用のエディタについて

Macを利用している理由から話さなければならないので手短に! これは別に大した理由ではないんだけど、まあもともと持っていたからだ。iPhoneとかとのシナジーがよくて、そういう生活に慣れてしまったからだ。今更変えることはできない……。 もちろん、様々に…

不条理について: 『L'Étranger』(Albert Camus)を読んで(1)

Albert Camus のL'Étrangerを読んでいる。 L'Etranger (Collection Folio, 2)作者: Albert Camus出版社/メーカー: Gallimard発売日: 1990/10/01メディア: マスマーケット購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 異邦人 (新潮文庫)作者: …

小説『その女アレックス』が面白かった話

ミステリをベースに、古典文学のような厚みを添えた一冊 その女アレックス (文春文庫)作者: ピエールルメートル,橘明美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/09/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (159件) を見る 『その女アレックス』(2014年初版; …