Les miZenables

ブログをメモ帳と勘違いしている

今週の作曲について(23/07/03~07/09)

今週も作曲に勤しんでいた。7日間で11曲(内、歌を追加しただけのものが1曲)。

曲については、Twitter上でコメントすることもあるのだが、手元にまとめていないので聞き直すことになる。何を考えながらやっていたんだろう。

作曲したもの

A Time Ticking Warp Drive(Practice 32) - 2023:07:02 21.22

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もはや「いつから」が分からないのだが、ワープっぽい音にハマっている。この頃にはすでに使っていた。昔ながらのピコロピコロ鳴るあれは面白い。後半はその先の風景が見える。

ある症景 A Symptom Scene(off Vocal, Wip, Practice33) - 2023:07:03

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歌詞入れを前提に作った曲。適当にコード進行を作りつつ、歌詞を当てはめながらメロディを作り、その他を調整、場合によっては歌詞自体を直し......という時間が足りないやり方をしている。

待合室の湯葉みたいな色をした リノリウム・フロアは不安定に見えて 「今すぐ底が抜けてしまいそうだ」 そう思えば、ほら、落ちていく終わりなく

と歌い出す。毎日書くことを前提にできるなら、こうして日記的なアイディアの出し方も良いのではないかと思った。

ある症景(ON Vocal, Wip, Practice33) - 2023:07:04

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実際に歌ってみたもの。歌詞とメロディの合わさりが比較的明瞭だったので、録音自体は楽だった。問題は、声がカッスカスなのと、歌詞が完成しない状態での見切り発車となったので("比較的"はここにかかっている)、全体的に収まりが悪いという点。

Practice 35 - 2023:07:04

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この辺りから、「イントロを入れる」ということを意識しはじめた。今まではほとんど唐突にはじまっていたからだ。クラビノーバ的な音がうまく活かせていると思う。チェンバロ的な感じの音もある。

アメノヘダタリィ(Practice 36) - 2023:07:05 19.46

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晴れた早朝に散歩していた際に歌詞がばっと浮かんだので、帰宅後に書いてしまった曲。噂には聞いていたけど、実際にあるものなんだ......。

街のまぶたも沈むほど/雨よ降れ もっと/沈んだ顔の奴らを/魚に変えろ

タイトルは「雨の隔たり」。ぼくとしては、「豪雨により水没した都市とそこでの個人的な生活」というSF的な風景を歌ったものだが、友人には「病み(闇)すぎ」と言われて面白かった。曲調は明るいと思うが、それでも歌詞の感じ方はひとによって異なる。言われてみれば、自分も「どう受け取ってほしいか」とは考えてこなかった。

何気に、この辺りから、sus系のコードを使うようになった。メジャーでもマイナーでもなく、トニック、ドミナント、サブ・ドミナントともまた違う、前後の展開で印象が変わる曖昧な形――実に馴染む。あと単純に覚えやすい。

Practice 37 - 2023:07:06 11.03

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この辺りから、クラブっぽさを改めて追求しようとしはじめていた。あとは最初からあるプラグイン系を少し多めにいじり出している。エコー、リバーブ、オーバードライブ、その他。

adventure scenes zapped(Practice 38)

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そこそここだわった音作りをしたが、現時点で一度も再生されていない曲。そんなこともある。ゲームっぽいいくつかのシーンを、アラート的な空間反響が繋ぐ。むしろこの空間に響く音によって、「またこのフレーズが途切れちゃうんじゃないか」って不安感(サスペンス)を持たせようという狙い。

実はこのブレイクの仕方が、今後活きてくることになる(この時は何がブレイクなのかわかってなかった。執筆時点でもあんまり分かっていない)

Rain In The Kitchen(Practice 41) - 2023:07:07

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歌詞がありそうでない曲。念願の水滴音を発見したので、嬉しくて作ってしまった。ここから水滴にハマる日が続く。

Daily, Candy and Dreamy(Practice 42) - 2023:07:08 14.14

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ギター様(よう)のサウンド再来。ただそれっぽいキーボードに、プラグインのペダルボードをいじって鳴らした。なかなか好きな音ができたが、実はこれだけで聞くとコードが外れている。

真実を告げる犬 The Truth Announcement Dog(Practice 43) - 2023:07:08 20.33

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EDM、フューチャーベースについての記事を読んで、理解しようとして作った曲。念願の(2度目)犬の鳴き声が見つかったので、活用しようとした。

EDMの構造

この理解が正しければ、Breakには曲全体を象徴するような声が入ると、それっぽいってことになる。そこで犬の声。この曲の切り方は"adventure scenes zapped(Practice 38)"で習得済みだった。

図中で注目すべきは、Drop部分(サビ相当)では、ボーカルのレベルが下がる(インストのみになる、切り刻まれる)ことが多いっぽいってとこ。とはいえ、実際には歌ってるものもちゃんとあるので、一概には言えない。

ていうか、これを小構造として、フラクタルな構造として楽曲ができてるんじゃないかと思うことが多い。

ポンコツ・ミュージック・ドライヴ Crushed Down(Practice 46) - 2023:07:09 21.10

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ピアノを習っていたひとであれば誰もがやったであろう、CFCGCからはじめる。意外と上手くいった。やりたかったことは、ワープ音の追求と挿入。だんだん高くなったり低くなったり、途切れ途切れになったり、というのを手動打ち込みでやっている。要するにコピペ。

ピッチとかを弄る装置が手元にないので手動でやるしかない。D.I.Y.。

音楽を通じた思索について

というか自己分析。要約すると以下の点。 * 常になにかに追い立てられているような曲作り(余裕のなさ) -> これはフラクタル構造を大きく取れないことにつながるので、早急になんとかしたい。そうすれば、もっと自由かつノリノリな曲を作れるんじゃないか。

他にも色々考えたが、記事を改める。気が向いたら書く。

今後の目標とか

  • できれば、ちゃんと歌えるもの"も"作れるようになりたい。おれはウルトラ器用貧乏を目指す。できればリッチになりたい、そりゃもちろん。
  • しかしまあ、当面は、「趣味として成立させたい」、これ。それには、「体調や環境の影響をあまり受けず」ってのがあると尚良い。そういうのに左右されると、「あー今日もできなかった」と凹むからだ。

ここまででSound Cloudの容量を48%も使っている。足りなくなったらYouTubeに投稿することを考える。