俺は一体どれだけ小説を書けば良いんだ
思考の流れ
転職したい。というか仕事がもうじきなくなってしまう。ポートフォリオが必要だ。自分のホームページを作ろう。AWSわかんないなこれJimdoから勉強するか。ショップ! 商品がないぞ。今手元にあるのは音楽が数曲と小説が何本か…一本しか完成原稿がないじゃん。画像作るか。今あるのも完成させよう。どれくらいのペースで? 電撃大賞を例に「全○章」と決めて配分考えようspreadsheetなう
電撃大賞を例に取る
電撃大賞の応募規格は、一ページあたり42*34=1200+12=1212の80-120枚なので…114,240~171,360文字ということになる。ただし、"一ページ辺り"の指定なのだから、改行とかいれるともう少し事情は異なってくる。これをどう計算するかはそのうち考えよう。
全体で何章で考えるか?
自分の好きな小説や、すでに世に出ているヒット作を研究すればもう少し確からしいことが言えそうなものだが、今の僕は「自分の好きなように書く」ことを偏重したい。ので、だいたい4章か6章でカタをつけたい。
図のB2は、本文を構成する章の数を入力する。すると、各章辺りの最小~最大文字数が算出される。
図2は、これをグラフ化したもの。各章の感情的重みづけは今のところ省いている。
ちなみに、今のところprologueとepilogueはそれぞれ全体の10%としている。そんなに書くか? とも思うし、自分の書き方を振り返ってみると、わりかしシームレスに書いてしまうので、10%という数字が自分にとって妥当な数字なのかはわからない
実例: 『わたしリボルバー』
織倉未然の今まで書いた作品の中で、完成にもっとも近い作品といえば『わたしリボルバー』だ。これは全6章編成で、1章と6章がそれぞれプロローグともエピローグにもなっている。これの体裁を整えれば、ホームページの商品一覧画面には表示できるかもしれない(とにかく商品を掲載してみたい気持ち。売れたら嬉しいだろうがそれは今は考えない)。
さて、自分の好きなように書いたのだから、さぞ自分の理想とする文字数で各章書かれているだろう。
・・・
微妙な結果が得られた。すごく微妙だ。
今後の課題
こういう風に小説の書き方を考えていくのも面白いと思う。全体の構成を考えて、必然的なアクションという軸を導入していく。ドラマとして盛り上がる構造を採用しつつ、自分の好きなように書くというバランスの取り方を考えても良い歳頃だと思うんだよな(年齢関係あるか?) あるいは、これは自分を鼓舞激励する方策として有効かもしれない。「今日は何文字書けば良い」として。
今後の課題
- 感情的重み付けについて
世界観の構築と登場人物の感情表現を平行してやっていく必要があるが、どうしたってシーンによっては感情が重くなることがある。これを数字の上でどう表現するか。
たとえば、世界観説明というのはそれ単体では味気ないものになりがちだ。登場人物の偏った見方で味付けするという手法もあるが、こうすると物質に色がついて感情的に重くなる。そうだその方法だ。で、どう数字で表現する?
- 文章の密度について
「一枚の紙面に対して、空白がどれだけあるのか」という点は読みやすさに深く関わってくると思う。僕個人としては、ぎっしり詰まっていた方が好きだけど、ぎっしり詰まっているからと言って必ずしも全編読み通せるかというと微妙だ。強い関心があればいけるけど……。
ドストエフスキーは読みやすく、ゾラは読みにくいと感じたという点をどう消化していくかというのがポイントになる。読み直すか。
数字で表現する、というのはあくまでも自分を激励するための手段だ。僕の家にはハッカドールがいないからね。実際に書いている時と、書いていないときの認識の差を埋めるためには、一度数字の形に還元する必要がある。これをやっていければと思う。