Les miZenables

ブログをメモ帳と勘違いしている

自分の小説を数字で見てみる(『わたしリボルバー』)

以前ぼくが書いて、ハヤカワSFに応募した作品に、『わたしリボルバー』という作品がある。一次選考も突破しなかったが、まあそれはいい。数年経過してもまだ話題にしているのは、織倉未然が唯一書き上げた作品だからだ。

kakuyomu.jp

新しいものもいくつか書き始めているんだけど、毎度何かしらの障害にぶち当たってしまって、持続できない。まあこれもいい。Twitterでつぶやく文字数があるなら、それを文章に回せとも思う。そんな器用なことができればいいんだけどな.......。

さて、今回はそんな自分の作品を数字で見てみよう、という企画。

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全体の文字数が155,088文字(カクヨム上では、154,788 文字)。投稿した後に加筆したりしている部分も少しあるから、こういう誤差は出ると思う。

気になるのは、第五章(殺人事件とロケット)の部分が、全体の43.9%を占めていること。これまで広げてきた風呂敷に、あれこれ解釈を加えて畳んでいく、という章になっている。そのため、書く内容もあったし、文章も濃くなっていった覚えがある。

そう、この「文章が濃くなっていった」という感覚を数字にしたい。それが今回の企画だった。

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これは、ちなみに各節ごとの文字数と、合計文字数をグラフにしたもの。
よくわからない。めっちゃ書けている時もあるように見えるが、そもそもX軸(各節)の目盛り自体怪しい。第一章は5節まで、第二章は4節...ときて、五章でいきなり9節になる。
そもそも、この「セクション分け」というもの自体が、後にカクヨムに投稿する際にやった作業だ。キリの良いところで分けたつもりだったんですけどね。

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さてこちらは、1ページあたりの文字数。こうすることで、文章の密度というか抵抗感が表せるのではと思った。5-1、5-5、5-7でやたらと書いている、ということがわかる。これは経験と一致する。

全体的に文章密度が上がってきていることもわかる。

でこれらが何を意味するのか、そもそもページ毎の密度はどれが理想かという基準を考えていないので、ここで終わり。個人的にはぎっちり文字があった方が好きなんだけど、その数字を用意していないし。